株を売実際に売買する手順/約定(やくじょう)
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株式投資を始めるにはまず、証券会社に口座を開いて、投資資金を入金する。
そして株式投資デビューということだが、まず株を買うことになる。
株式投資には、買いから入る方法と、売りから入る方法(カラ売り)があるのだが、カラ売りは信用取引口座がないとできない。
信用取引というのは、預けた資金の3,3倍くらいまで株を売買出来るというものだが、株式投資の経験が十分ないと出来ないことになっている。
信用口座を開く条件は、証券会社によって異なるが、金融資産100万円~300万円、株式取引を始めてから1年以上。
こういう条件がついているので、初めは現物株を買うことになる。
そして株を買うには、ネットの注文画面(国内株式取引・現物)で、証券コードと、注文株数を打ち込んで、「指値」(さしね)を指定して、値段を打ち込む。
あとは注文をいつまで続けるかを設定して、「注文」をクリックして、確認画面でOKをクリックしたら買い注文を出したことになる。
電話で注文するには、平日の朝8時40分から、午後5時まで。
この際、証券コード(銘柄コード)は必須だ。
一方、インターネットの場合は、24時間注文できる。
夜に翌日の注文を出しておけば、朝、いきなり成り行きで大量に売りが出ていてたりして、思ったより安い値段で買えたりする。
買えなかった場合は、買えなかったら「不出来」と言う表示が出るし、買えた場合は、「約定済み」という表示が出る。
取引完了のことを、株式用語で、約定(やくじょう)と呼ぶわけだが、これがでたら、自分の希望した価格で売買できたことになる。
三大証券は手数料が高いが、IPOには有利
株を買ったり売ったりする場合、指し値(さしね)注文と、成り行き注文の二通りがある。
指し値注文というのは、売買価格を指定して行う注文で、たとえば1,000円で500株買いたい場合は、1,000円で500株買うと言う風に注文を出せば良い。
このとき、1,000円以下で500株以上のの売り注文が出ていれば、買うことができる。
(約定)ただし1,000円で売りたい人が少なければ、買うことができない。
一方、成り行き注文というのは、「いくらでも良いから買う」とか、「いくらでも良いから売る」という注文だ。
これはスピード重視の売買で、とにかくすぐに売買したいときの注文だ。
で、約定ができたら、手数料が発生する。
オンライントレードの場合電子交付なので、パソコン上からpdfファイルをダウンロードして、手数料などを確認することもできる。
たとえば、318円で千株購入した場合、株式自体の購入代金は、31万8千円だ。
で、三大証券(野村證券・大和証券・SMBC日興証券)の手数料を見たら、2170円だった。
(消費税込み)オンライントレードなので、これでも実は半額だ。
やっぱり、三大証券は、手数料が高いね。
SBI証券や楽天証券などのネット専業の証券会社だと500円くらいになるので、三大証券は手数料が3倍くらいだ。
ネット証券だと、一日の売買合計に対して手数料が設定されていることも多くて、1日の売買合計が50万円なら手数料は500円前後になっている。
手数料から見ると、株式投資はネット証券の方がはるかに良いね。
三大証券は、主要な駅前に支店を出しているので、どうしても売買手数料がかさむ。
ネット証券の場合は、そういう出店がないので、手数料が安くて済む。