デイトレ 大引け直前にありがちなこと
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デイトレでよくあること。
今回は「大引け直前」の話。
5分足チャートをずっと見ていると、午後2時半くらいから、このあとどうなるかが心配になる。
というのも株価が大きく崩れるのも、高値引けになるのも、この時間帯の動きで決まるからだ。
ストップ高に貼り付いていても、急に売り注文が増え出して、剥がれたあとは真っ逆さまに落ちる。
場合によってはマイナスになり、ヒドいときにはストップ安になる。
こういう光景も何十回と見てきた。
なので大きく崩れたときに、どう判断して、どう行動するのか、それを予め決めておかねばならない。
問題になるのは、たいていの場合、高値で揉み合っている場合だ。
この高値がどこまで続くのか、高値引けになるのか、それとも利確売りが連続して、大きく下がって終わるのか。
その当たりがどうなるか、非常に判断が難しい。
右肩上がりに上昇するも、大引け20分前から崩れる
この銘柄のケースでは、大口の買いも多いが、利益確定の売りも多くて、判断に困る。
こういう場合、揉み合いが続いてたところで、売りが止まるかどうかが問題になる。
この場合は、前場の揉み合いの水準まで下げて終わったから、後場の上昇分が帳消しになった。
なので前場の安いところで拾っておれば、含み益が多少減るくらいですむが、後場に買った人は損切りするかどうか悩みどころ。
この場合、利確するかどうかは、「翌日どうなるか」で考えれば良い。
大引け直前は引けてみるまで油断出来ない
デイトレをやっていると、大引け前に波乱が起こるケースを毎週のように見るようになる。
もちろん、動きの鈍い大型銘柄では、そういう事は少ないだろう。
が、デイトレ向きの値動きの大きな新興市場株や低位株では、こういうことは毎日のように起こる。
ストップ高まで騰がったのに、最後の最後で崩れて、上昇幅が大きく縮んでしまったり、逆にマイナスで終わったりすることも多い。
こういう場合、大きく分けて2パターンになる。
- 銘柄の人気が無く、売りに潰される
- 株価が十分に上昇して、利確したい大口が多い
というのもテンバーガー株というのは、それまで日の目を見なかったマイナー銘柄である事が多い。
これがまさか10倍になるとは、多くのトレーダーが思ってもいないから、ちょっと大きく上昇すると、すぐに利益確定の売りが出て、それで株価が下に押し下げられる。
場合によっては、初動の前より株価が下がったりする。
そしてそういう時期を乗り越えて、株価が大きく上がったら、今度は利益確定したい大口が、売りタイミングを探し始めている。
こういう場合は、買い板があるウチに売れ、という感じで、投げるように持ち株を売ってくる。
なので売りが売りを呼ぶ展開になり、ストップ高からストップ安まで動いたりする。
1~2週間くらいかけて上昇した分が、2~3日で消えてしまうことも多い。
そういうわけだから、株価が5割以上騰がっている銘柄は、いつ崩れてもおかしくない。
そのタイミングがどこで来るかは、ある程度パターンがあるが、大引け直前に崩れるのも、そのパターンの一つって事だね。