デイトレ 11時過ぎの大陰線は、相場の終わり?
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デイトレでありがちなこと。
次は「11時過ぎにありがちなこと」だ。
11時前後は、手じまい売りが出やすく、大口の売りがドーンと出やすい時間帯だ。
大口の売りが出ても、買いの勢いがが強ければ、すぐに株価は回復する。
しかし買いの勢いが衰えていると、11時過ぎにドーンと大口が売ると、持ち直すのが難しくなる。
というのも「そろそろ潮時か」と思って、他の者も追随して売り始めるからだ。
その結果、大陰線が出て、下げに反応した逆指し値注文が実行され、さらに株価がドーンと下がってしまう。
高値揉み合いから11時過ぎに崩れるパターン
株価の大幅上昇が3日続いた翌日、かなり急速に株価が騰がってるので、利確したい人も多くなってきたチャート。
通常は、前場でもう少し騰がったり下がったりするもんだけど、1,200円の節目付近で揉み合いが続いた。
そうして11時前に買い上がりが見られたが、すぐに売りが出て上ヒゲがついた。
こういう場合は、なぜか次に大きな売りが出て、大陰線になって下がり出すことも多い。
歩み値を見ていると、大口の売りが目立つようになり、11時を過ぎてから、ドカーンと30万株の売りが出て、大陰線が出て、パニック売りが続いた。
高値揉み合いからの大陰線は、相場の終わりでよく見るパターンで、このままマイ転すると、後場はさらに大幅マイナスになることが多い。
(だからみんな、投げるように売ってるわけだ)
下落トレンド、トドメの大陰線パターン
デイトレでありがちな、11時過ぎの大陰線。
高値揉み合いからの、大陰線発生は、一相場の終わりを意味することが多い。
株価が急騰して、人気が出てきて、それで売買代金も跳ね上がってくると、こんどは売りたい人も増えてくる。
安値で大量に買いつけた大口や仕手筋、投資グループなどは、上昇トレンド中に何度も買い増しして、株価を上昇のエンジンだった。
しかしある程度の含み益が出てくると、少しずつ売って利益を確定していくため、徐々に株価上昇のブレーキになっていく。
つまり大量の買い手であったトレーダーが、今度は売り側に回ってきて、買い板が厚いうちにドカッと売ってくる。
そして下落トレンドになった場合も、11時過ぎに大陰線が出て、後場も下がる
右肩下がりから、トドメの11時過ぎの大陰線
下落トレンドの最後に出る大陰線
一方、下落トレンド中の11時過ぎの大陰線は、セリングクライマックスの可能性も高い。
株価が低迷しているが、人気があって買い注文がそこそこある場合、もうすでに多くのホルダーが投げていて、改めて投げる理由が無い状態だ。
こういう風に謎の投げがあったあと、買い戻しがジワジワ進んで回復すると、翌日から騰がり出すこともよくある。
実はこの銘柄は、翌日から大幅に4連騰した。