月曜日の前場はギャップダウンスタートになりがち
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デイトレにありがちなこと。
次は月曜日特有の値動き。
月曜日というのは、たいていの場合、利益確定売りから始まる。
プロトレーダーやセミプロトレーダーは、一週間単位や月単位で動いているため、普通は週前半に買って、後半に売る。
週後半は、保有銘柄や建玉を、翌日に持ち越すかどうかを決めて、ポジションを調整する。
ポジション調整というのは、要するに「次週に持ち越す銘柄・建玉」と「決済して切る銘柄・建玉」を、選別してそれを実施するわけだ。
そこで通常、手仕舞いをするのは、木曜や金曜日の週終わりになる。
ところが週の後半には、買い板が薄くなってしまうため、大口投資家は処分に困る。
たくさんの買い注文がないと、大量の株数を捌くことができないので、大口は買い注文が多い月曜日の前場で売るということらしい。
そのため、特に材料がない銘柄の場合、月曜日の前場はギャップダウンして、そのままヨコヨコになることが多い。
金曜ダラダラ下がり、月曜前場ヨコヨコの5分足チャート(その1)
金曜マイナスで、月曜前場ヨコヨコの5分足チャート(その2)
月曜日の後場から動き出す
月曜日の前場は、売りから始まることが多い。
というのも土日の休みを挟むと、なにかと経済環境が変わっていて、物の見方が変わってくるらしい。
そこで見切りをつけた銘柄を売り、新しい銘柄を買いに入ったりする。
あるいは大幅下落になりそうな場合は、さっさと損切りして現金化する。
こうなると、問題になるのが、どこで売りが買いに替わるか?だ。
たいていの場合は、前場の後半から、新たな買いが入り始めるが、後場寄りから仕掛け的な買いが続くことも多い。
特にストップ高になるような新興株や低位株の場合であれば、前場とはまるで見違えるような雰囲気になる。
そこで、カラ売りがあるような銘柄では、急に買い戻しが起こって急騰したりする。
いわゆる「踏み上げ」というやつだが、これがあると、その週は賑わい続けたりする。
月曜日の後場寄りから買いが入るパターン
こういう銘柄は、大口が集まると騰がるし、大口が抜けると株価は低迷する。
なのでその銘柄の売買に、大口が来てるかどうかが、株価が上がるかどうかの判断基準になる。
大口が来ているときは、こんな感じのチャートになって高値引けする。