老後のために株式投資…でもそんなに甘くない
株式投資を始めよう。
老後の生活資金を確保するために、退職金を株で運用しよう。
歳をとってくると、そういうことも考える。
ところが株式投資というのは、そんなに甘いモノではない。
素人がいきなり大金をぶち込んで、それで儲かるような甘いものではない。
三大証券などの大手証券会社では、駅前の自社ビルで無料セミナーを開いたり、営業マンがオススメ銘柄を、「ココだけのお得情報ですが…」と教えてくれる。
しかしこういう場合は、たいていの場合、儲かる銘柄は教えない。
教えてくれるのは、株価上昇がまもなく止まりそうな「出がらし銘柄」か、証券会社が株価を上げたい「不人気銘柄」ばかりだろう。
というのも証券会社自身も、年金機構や生保などから巨大資金を預かり、利益を上げないといけない立場だからだ。
証券会社も株の買い手であり、株の売り手であって、同じ投資家なのだ。
だから保有銘柄が急騰して、買い注文が普段の何倍にもなってくると、高値で躊躇無く、大量に売ってくる。
大量に売れば、株価は一気に下がるが、証券会社も自社の利益のために、「買い板がある内に売れ」とばかりに、大量に投げ売りしてくる。
せっかく株価が上がり始めたとしても、どこかでそれを冷やしてくるのは、実は証券会社だったりするのだ。
こういう風に、大株主が株を売ってくるのが分かれば、株価はそこで上がらなくなる。
だって高値になったら、また大量の売りが出てくるからだ。
そんな状態で買い向かうのは、無知な投資家だけだから、高値づかみさせられた投資家は馬鹿を見る。
ということで、このサイトでは、株で儲からない原因と、対策を考える。