サノヤス ポケモンGO狂想曲で急騰

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2016年7月中旬、ARを使った新しいスマホゲームのポケモンGOの大ヒットによって、任天堂の株価は急上昇した。

 

東証一部の歴代売買代金記録を塗り替えるという大フィーバーになった。

 

そしてポケモン関連株として、同時に注目をあびたのが、イマジカ・ロボットホールディングスと、サノヤスホールディングスの2銘柄だった。

 

イマジカ・ロボというのは、ポケモン映画の制作会社で、新作のポケモン映画が公開予定。

 

一方、サノヤスHDは、時価総額50億円前後のバラ積み船・タンカーを作る造船会社で、観覧車などのレジャー施設の建設運営も手がける企業。

 

サノヤスHDは、愛知の愛・地球博や、大阪吹田のエキスポシティで、ポケモン関連施設を建設運営。

 

そこでポケモンGOの日本語版リリースで、何らかの動きを期待された買いが入り、2016/07/12(火曜日)にストップ高になった。

 

ところが、初日こそストップ高になったモノの、翌日はギャップアップ後に揉み合いが続いた。

 

というのもサノヤスは東証一部の貸借銘柄で、いくらでもカラ売りができる状態だったからだ。

 

カラ売り専門のトレーダー達にとって、万年低位株のサノヤスの急騰は、とんでもない大チャンスだと考えたらしい。

 

そのためどんどんカラ売り注文を出した。

 

ところが後場1時を過ぎた頃から、徐々に買いの勢いが増え始め、大引け直前には大陽線が出た。

 

こういう風に大引けが近づくにつれて、買いが増え始めるケースは、翌日も相場が続行することが多い。

 

サノヤスの場合も、やはりそうだった。

 

サノヤスHD、ストップ高の翌日の5分足チャート(16/07/13 水曜日)

貸株注意喚起から売り禁、そして倍率10倍適用

ポケモンGOの関連銘柄として、急に脚光をあびることになったサノヤスホールディングス(7022)。

 

初日はストップ高に貼り付き、翌日はギャップアップからヨコヨコ、大引けにかけて値を上げる展開。

 

通常、低位株に好材料が出ると、ポンポンとストップ高が続くが、落ちぶれたとは言え、東証一部の貸借銘柄。

 

カラ売りが大量に出て上値が抑えられて、ストップ高まで上昇できなかった。

 

しかしその結果、カラ売りが272万株も増えて、大引け後には「貸株注意喚起」が出た。

 

そして初動3日目の木曜日も、小幅のギャップダウンスタートから、ジリジリした展開が続いた。

 

しかし前日とは違い、陽線がずっと続き、ジワジワと右肩上がりに騰がり始めた。

 

株価300円の節目の下に、150万株以上の売り注文があって、これを越えられるかどうかが、10時半過ぎから大口の買いが増え始め、大陽線が出て一気に300円の節目を買い上がった。

 

そして前引け前にも大口の買いが殺到し、あっと言う間にストップ高まで到達し、昼休みに「新規売り停止(売り禁)」が発表された。

 

サノヤスHD(7022)、初動から3日目の5分足チャート(07/14木曜日)
後場は利益確定の売りが連続して、大きく30円ほど下がり、一旦株価は調整に入ったが、大引け前にはまたストップ高付近まで上昇した。

 

日証金から貸株注意喚起や新規売り停止(売り禁)が出ると、逆日歩は最高料率の2倍適用になるが、実際、最高料率1円の2倍の2円が付いた。

 

サノヤスの貸借状況と逆日歩の推移
そして大引け後には、日証金から、「逆日歩の倍率10倍適用予告」が発表された。

 


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