アノマリー 節分天井・彼岸底

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株や為替にはアノマリー(anomaly)と言うのがある。

 

アノマリーというのは、「例外的なモノ」と言う意味で、うまく説明出来ないが、例外的によく起こる事象のことだ。

 

たとえば「節分天井・彼岸底」というのがある。

 

節分天井とは、2月の節分の頃が、株価のピークになりやすい事を指している。

 

また彼岸底とは、3月の春分の日ごろが、株価の底になりやすいことを指している。

 

もちろん銘柄によっても、年によっても、株価の動き方は様々だから、毎年、当てはまるかどうかは分からない。

 

10年分の日経平均株価の推移を見て、何となく様子が分かれば幸いだが。

 

日経平均株価の推移(2006-2015)
これを見ると、このアノマリーが当たってるかどうかは、ちょっと微妙な感じもする。

 

というのも2013年のアベノミクス相場以降、日銀が折に触れていろいろ介入するので、平均株価の動き方が不規則だから。

 

一般的な説明では、国内の機関投資家などが、2月から株を売って利益確定しはじめるので、2月が天井になってダラダラと株価が下がりやすい。

 

4月からは新年度になるので、新たな買いが入って株価が上がりやすいと言う。

 

それで彼岸底になるわけだ。

 

しかし日本の株式市場の取引は、6割り以上が海外勢によるモノだから、最近はそういう国内の投資家の動向だけでは、ハッキリしたトレンドに、なら無いのかもしれない。

 


為替レートは、1月のレートが、一年間影響する

為替相場にもアノマリーがある。

 

これは株のアノマリーではないが、昨今は為替レートも、株価に大きく響いてくるので、少し知っておいた方が良いかも知れない。

 

ではどんなアノマリーがあるかというと、最初は「1月の為替レート」に関するものだ。

 

「1月のドル円の為替レートは、その年の高値か底値になりやすい」という。

 

まずは過去十年くらいのドル円の動きから、このアノマリーがあるかどうかを見てみる。

 

米ドル円の為替レート推移
1月の為替レートは、その年の高値か底値になりやすいこれを見ると確かに、一月中旬くらいのレートが、一年間の天井になったり、下限になったりしているっぽいね。

 

なぜこういうことが起こるのかというと、アメリカの大企業の年度や、投資会社の年度が、1月始まりになっているところが多いかららしい。

 

決算が11月や12月締めになっていて、1月から新たな投資が行なわれるため、その年の方針によって、海外に投資したり、国内に投資したりと言った動きが、1月の為替レートに反映される。

 

世界の資金は、アメリカに集まるか、逆にアメリカから他に移るかだから、アメリカに資金が集まるとドル高になるし、資金が他へ行くとドル安になる。

 

その縮図が一月の取引に現れるのか、1月に上昇すれば、3月に一回下げて、また上昇、あるいは、1月下落で、3月に一回戻して、また下落。

 

そんな感じで動いている様な感じだな。

 


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