ボケ防止と老後の備えのために株式投資を始めよう。
そのためにはまず、株を買わないといけないわけだが、
その前に株について、少し知っておこう。
前回も書いたとおり、株を持つこと自体は
「残余コントロール権」と「残余請求権」を持つという意味しかない。
つまり株主としては、経営者を監視しする権利と、
利益が出たらその利益を分配してもらう権利しかないわけだ。
で、その利益の分配のことを、『配当(はいとう)』と呼ぶ。
配当には現物支給と金銭の配当があって、
配当金というのは、配当のウチのお金の方だ。
たとえば一千万円投資したコンビニが経営者などの努力によって
年間400万円の残余利益(税引き後)を出したとする。
その残余利益のうち、100万円を内部留保金としておいておき、
残りを経営者と従業員と株主で分配する。
経営者は基本的に給料なしだから、役員報酬を300万円もらう。
残りの100万を従業員と株主で分け、たとえば50万円が配当になる。
一千万円投資して50万円受け取ったから、5%の配当と言うことになる。
配当金の受け取り
たいていの会社は、決算期を、配当金を分配する日としている。
決算期にその会社の株主に、残余の一部を分配するわけだ。
ただしこの配当金の分配は、当たり前だが株主にのみ支払われる。
その会社の株券を持っていない人には、払われない。
しかし株式売買が頻繁に行われていたら、
一体誰が株主で、誰が株主でないか、わかりにくい。
なのでまず、配当を支払う対象の株主を
まず特定する作業が必要になってくる。
たとえば4月から12月まで持っていた人が株主なのか、
12月から3月まで持っていた人が株主なのか、
一体誰が株主なのか、決めないといけない。
そのために基準日という日が決まっている。
ある会社の基準日に、その会社の株券を持っている人が、
その会社の配当を受ける権利のある株主と定めるわけだ。
だから、どれだけの期間株を持っていたか、というのは
配当を受け取れるかどうかとは、関係ない。
基準日が4月1日なら、その日に株式を持っていて
株主であることを届け出ていればいい。
逆にその日のあとに株をうっぱらっていても構わない。
こういったことがあるので、決算が近くなると株が買われ、
株価が上がるということがある。
また逆に決算を過ぎると株が売られ、安くなるという事になる。
だから、この配当金狙いで稼ごうとしている人もいるそうだが、
なかなかこれも難しい。
決算前の数ヶ月前の安い間に株式を買って、
決算後、配当を受けとってから売る。
これができれば確かに儲かるが、
その前には配当金がいくらになるかわからないので、
手数料などを差し引いたら利益が出るかどうかは賭けである。
高配当のある会社の株を持っているのであれば、
基準日まではなるべく持っていた方がいいだろうね。
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